報酬無しでも動く!営業マンにビジョンを伝える重要性

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営業マンのやる気を引き出すためには報酬を与えるだけではなく、ビジョンを伝えることも大切です。心に響くビジョンを伝えることで、営業マンは報酬無しでも動きます。それでは、一体どのようなビジョンをどのようにして伝えればいいのでしょうか。本記事では、営業マンの心に響くビジョンの決め方や伝え方について解説しましょう。

【報酬無しでも動く】営業マンの心に響くビジョンとは?

なぜ営業マンの心に響くビジョンを考えることが大切なのか、理由を説明しましょう。

営業マンは目的意識を見失いやすい

営業マンは成績を上げることに躍起になっています。それは厳しいノルマが課せられていて、ノルマを達成すれば歩合やインセンティブがあるからです。その結果、営業マンは目先の損得にばかりこだわるようになります。目先の給与や成果のことばかり考えてしまい、将来どうするのかといった視点に欠けているのです。自分は何のために働いているのか目的意識を見失いやすくなります。

目的意識もなく働くというのはつらいものです。毎日、心身を疲弊しながら働いている先に何が見えるのかわからない状態ではやる気が落ちてしまいます。目的意識のない営業マンは簡単にモチベーションを失いやすいです。

未来のビジョンがあればモチベーションを維持できる

営業マンには具体的な未来のビジョンを持たせることが大切です。そうすれば、自分は何のために働いているのか明確になり、モチベーションを維持できます。未来のビジョンが明確であり、目的がはっきりしているならば、営業の仕事が多少きつかったとしても頑張って乗り切ることができるのです。

営業マンにチーム・個人のビジョンを伝える重要性

営業マンにとってチームや個人のビジョンを理解していることは大切です。しかし、実際にはリーダーがビジョンを伝えるのに失敗しているケースがよくあります。そのため、目的意識もなく働いている営業マンが量産されてしまうのです。

リーダーが営業マンに対してチームや個人のビジョンを伝えるのが重要な理由として以下のような点が考えられます。

  • ビジョンを伝えることでチームをまとめられる
  • メンバーのやる気を引き出せる
  • 数値以外の判断基準となる
  • リーダーが信頼されやすくなる

それぞれの点について詳しくみていきましょう。

ビジョンを伝えることでチームをまとめられる

ビジョンを伝えることでチーム内でビジョンを共有することができます。みんなが同じビジョンを共有することで、それぞれの業務がチームの目標につながっていることを意識できるのです。それぞれが自分の役割を自覚するようになり、お互いをサポートしながら協力して仕事を進められるようになります。ビジョンをしっかりと個々のメンバーに伝えることがチームをまとめることにつながるのです。

メンバーのやる気を引き出せる

ビジョンを伝えておかないとそれぞれのメンバーのやる気に差が生じます。自分の出世や昇給のためにやる気を出すものもいれば、やる気が出ずに質の低い業務をする人も出てくるのです。このような事態を避けるためにメンバーへビジョンを伝えます。

ビジョンを伝えることで、自分たちの業務がどのような目標につながっているものなのか理解できるようになるのです。それぞれのメンバーがビジョン達成のための大事なピースであることを理解できれば、仕事にやる気を出すようになるでしょう。目標が明確になっていれば、自分の担当する業務が何の役に立っているのか理解できるようになり、モチベーションが上がります。

また、チームのビジョンだけではなく個人のビジョンを設定することも大切です。そうすれば、個人でやるべきことが明確になり、個人のビジョンを達成するという目標に向かってやる気を出させることができます。

数値以外の判断基準となる

ビジョンを伝えることで数値以外の判断基準を設定することができます。売上ノルマだけを判断基準にすると営業マンはきついと感じるでしょう。また、売上ノルマを達成しておけばいいという考えにつながり、業務の質が低下する可能性もあります。ビジョンを設けることで、売上に直接関係しない要素にも気を配るようになり、業務の質が高まるでしょう。

また、ビジョンを伝えることで、ビジョンを達成するために何をするべきかという意識をメンバーが持つようになります。数値目標以外の判断基準を設けるためにビジョンは有効です。

リーダーが信頼されやすくなり

メンバーへチーム・個人のビジョンを適切に伝えることでリーダーは信頼されやすくなります。明確なビジョンを設定してメンバーに仕事を任せることで、メンバーは自分が信頼されたと感じられるのです。明確なビジョンが設定されていれば、メンバーは迷わずにビジョン達成を目標として行動できます。ビジョンをしっかりと発信してくれるリーダーがいれば仕事がしやすいため、そのようなリーダーは信頼されやすいです。

営業マンとのビジョンの決め方・伝え方

営業マンのビジョンをどのように決めればいいのか、どのように伝えればいいのかそれぞれ解説しましょう。

営業マンのビジョンの決め方

チームや個人のビジョンはあくまでも会社のビジョンに近づくために設定するものです。そこで、会社のビジョンをまずは確認しましょう。そして、会社のビジョンを達成するために何が必要なのかを考えて、チームや個人のビジョンを決めます。

チームのビジョンは、チームとして一つにまとまるために必要なものです。会社のビジョンを達成するためにチームとして何が求められているのかを考えて、具体的なビジョンを設定します。その際には会社の現状を把握して、何が不足しているのかを考えて、より発展するために必要なことをビジョンとしてまとめると良いでしょう。

ビジョンはそれぞれの役割を明確にするために立てるものです。そのため、チームのビジョンを考えたならば、個々のメンバーにはそれぞれ異なるビジョンを設定します。それぞれの役割に合わせてビジョンを設定することで、そのメンバーは自分のやるべきことが明確になり、やる気を出すことができるのです。

注意点としてビジョンを決める際にはシンプルでわかりやすいものにしましょう。誰でも一読すればすぐに理解できて、読む人によって解釈が異なるようなものは避けます。また、実現可能なものにしなければいけません。実現が難しいビジョンを設定するとメンバーのやる気を失わせてしまいます。

営業マンへのビジョンの伝え方

ビジョンを立てたならば、チームやメンバーに周知させることが大切です。その際には一方的に押し付けるのではなくて、メンバーから賛同を得られなければいけません。リーダーが強制的にビジョンを押し付けても賛同を得られず真剣に受け止めてもらえないでしょう。

営業マンにビジョンを伝える際には、直接ビジョンを伝える機会を設けることをおすすめします。リーダーが言葉で実際にメンバーへビジョンを呼びかけていくのです。その際にはビジョンを立てた理由や期待していること、役割などを明確に説明します。きちんと理由を含めて説明することでメンバーはビジョンへの理解を深められるのです。

ビジョンは口頭で伝えるだけではなく、さまざまな方法を活用して意識できるようにしましょう。たとえば、社内SNSやコミュニケーションツールなどを用いてビジョンを伝える方法があります。

評価制度にビジョンを盛り込むという方法も検討しましょう。ビジョンに基づいた業務を行えたかどうかを評価制度に加えるのです。そうすれば、メンバーは自然とビジョンを意識して仕事するようになります。

ミーティングや面談などの機会を設けて定期的にビジョンを確認して達成できたかどうかのフィードバックを行うという方法も効果的です。定期的にビジョンを意識する機会を設けることで自然とビジョンが浸透していきます。

まとめ

営業マンにはビジョンを伝えることが大切です。ビジョンを持つことで報酬無しでもやる気を持って動くようになります。それがチームの活性化につながり、売上アップをもたらすのです。本記事を参考にして営業マンにビジョンを伝える工夫をしましょう。

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